共働き夫婦の家事ってとても大変ですよね!
仕事して帰ってきてからもうひと仕事。たまの休みも十分に休めず家事家事家事・・・。
そんな時、ふと、こんな言葉が浮かんでくることありませんか?

共働きなのに自分ばっかり家事してる!自分の時間がない!
対する夫はというと・・・
- 洗い物をお願いしても「疲れてるから」と言って動かない!
- 家事分担したはずが結局やらない!
- 片付けと掃除をお願いしたのに、片づけただけで横になってる!
妻からしたらかなりイライラしますよね。
挙句の果てには、家事をお願いしただけなのに夫がイライラしはじめ、不機嫌になることも・・・。



こっちも疲れてるし、めんどくさいけどやってるの!
これがもし、夫が家事に協力してくれるようになったら良くないですか?
大丈夫です!
原因を理解した上で、うまく夫を導くことができれば、家事の負担を減らすことができます。
本記事では、夫が家事をしない原因と、家事をしない夫を賢く導く方法をご紹介していきます。
- 夫が家事をしない原因
- 夫に家事を手伝ってもらう方法
この記事を読み終えた頃には、あなたの家事の負担を減らす道筋が見えているはずです!
夫が家事をしない原因とは?
まずは夫が家事をしない原因について理解していきましょう。
- 時間がないし疲れてる
- 女性が家事をするのが当たり前だと思っている
- 家事のやり方がわからない
- 妻のダメ出しが嫌になっている
順番に説明します。
原因① 時間がないし疲れてる
まず、“家事をする時間がない”という原因が挙げられます。
下記の表は内閣府が調査した「共働き子育て世帯の“1日当たりの家事等時間と仕事等時間(有業者:仕事のある日)”」のデータです。
共働き子育て世帯の“1日当たりの家事等時間と仕事等時間(有業者:仕事のある日)
内閣府男女共同参画局調査課
女性 男性 仕事等時間 7時間40分 10時間02分 家事時間 2時間11分 47分 育児時間 2時間27分 1時間10分 介護時間 5分 3分 その他 12時間17分 12時間38分 共同参画
https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2020/202009/202009_02.html
女性より男性の方が、平日の働く時間が2時間以上も長いことがわかります。



毎日遅くに帰ってきて、せめて家ではゆっくりしたいと思う気持ちは仕方ないですよね・・・💦
疲れているところに家事を頼まれるので、男性もついイライラしてしまうのでしょう。
原因② 女性が家事をするのが当たり前だと思っている
そもそも、「家事をするのは女性」という思い込みがある可能性があります。
近年は、家にいる時間が長くなり、家事に参加する男性も増えてきております。
ですが、まだまだ「お手伝い感覚」の方が多いことも否めません。
「手伝う」感覚は、「やらされている」という感覚になり、せっかく分担しても続かない原因となってしまいます。
原因③ 家事のやり方がわからない
家事をしたいけども「やり方がわからない」と思っているのも、家事をしない原因の一つです。
勝手がわからないことに手を出し辛くなることは何となくわかりますよね。
例えば、食材の種類や調理器具がどこにあるかもわからない状態だと、うかつに料理できませんよね?
掃除をするにも、掃除機をかけた方が良いのか、雑巾がけをしたら良いのか、そもそもどこからやれば良いのかわからない状態である可能性があります。



何をすればいいのかわからないから、手を出せない。
手を出せないから「家事ができない」という状態に陥っているかもしれません。
原因④ 妻のダメ出しが嫌になっている
ついつい夫の家事にダメ出ししてしまうことってありませんか?
この「ダメ出しをする」ことも夫が家事をしなくなる原因です。
・物をどかしてから掃除機かけた?
・まな板を使うときは野菜が先でしょ!
・洗濯物はしわを伸ばしてから干してって言ってるでしょ!
・洗い物したなら食器を片付けてよ!
このような言葉は絶対にNGです!
普段やっている妻からすると物足りないことは分かりますし、正したくなる気持ちも分かりますが、夫のやる気を削いでいるだけなので注意しましょう!



私も言われてきましたが、しゅんとするし、イライラするし、男性の心はズタボロです(笑)
妻からの「ダメ出し」は破壊力抜群ということを覚えておきましょう!
夫が家事をしない原因には、疲れや認識、そもそも家事のやり方が分からなかったり、妻からのダメ出しが原因だということがわかりましたね。
しっかり夫の気持ちを理解してあげましょう!
次の章では、夫に家事をしてもらうための導き方を5つのポイントで解説します。
夫に家事をしてもらうための導き方|5つのポイント
家事をしてもらうためのポイントは5つあります。
- 「手伝ってもらう」という気持ちに切り替える
- 「ながら家事」が可能な簡単なものをお願いする
- 「~だけ」の家事をお願いする
- 一緒にやろう!と誘う
- 必ず褒め言葉と感謝を伝える
順番に説明します。
ポイント① 「手伝ってもらう」という気持ちに切り替える
まず、「夫にやる気を出させる」ことはかなり難しいので、「手伝ってもらう」という気持ちでスタートしましょう!
「手伝うってなに!?家事は夫婦が協力して行うものでしょ!」
という意見はごもっともですが、人は自分からやろうと思ったことでないと億劫に感じて行動しません。
やらされていることって億劫に感じますよね?(職場で突然振られた雑務や後処理なんか)
「仕事で疲れている」、「家事は女性の仕事」という気持ちが強い男性に対して、協力ややる気を求めても家事をしないのはやらされている感たっぷりだからです。
あえて「手伝ってもらう」という気持ちに切り替えて夫が動けるように導いてあげましょう!
ポイント② 「ながら家事」が可能な簡単なものをお願いする
家事をしているという認識を持たれにくい「ながら家事」をお願いするのがおすすめです!
なぜなら、夫の行動にプラスしてお願いするので、家事だと気づかれにくいからです。
具体的には下記の通りです。
- テレビを見ながらコロコロをかけてもらう
- 入浴中のシャンプーの詰め替え作業
- 出かけるときに靴を揃えてもらう
ソファに座ってテレビを見ているのであれば「テレビ見ながらでいいからソファだけコロコロしてもらってもいい?」と声をかけたり、夫が入浴中に「ごめんね、これ(シャンプー)だけ詰め替えといてもらってもいい?」とお願いしてみましょう。
また、家事をしてくれたら必ず感謝の言葉をかけましょう!
「ながら家事」は夫の行動にプラスしているので“やらされている感”が起きにくく、夫も「いつのまにか」感謝されているので悪い気はしないはずです!
ポイント③ 「~だけ」の家事をお願いする
「~だけ」という限定的なお願いの仕方をして導いてあげましょう!
理由は2つあります。
- 男性は、あれもこれもと頼まれることに嫌悪感を抱くから
- 男性は、一つのことをうまくこなすことに長けている場合が多いから
男性は、同時にいろんなことを考えて行動することが女性ほど得意ではありません。
皿洗いしたら水気を拭いて食器棚に片付けて!あと、こども用のエプロンも登園バックから出して洗っといて!
こんな風に、疲れているところに「あれもやって、これもやって」と頼まれると不満を表す男性もいるでしょう。



私も、あれもこれもと頼まれるとイライラしてしまいます!
むしろ一つのことをうまくこなすことが得意なので、「皿洗いだけお願いしてもいい?水拭きと片付けは私がやるから!」とお願いしてみましょう!
そして必ず感謝の言葉をかけ、達成感を感じてもらいましょう!
「~だけ」と限定することで「終われば解放される!」と思い、手伝ってくれる可能性が高くなります!
ポイント④ 一緒にやろう!と誘う
夫に任せたり、自分だけで家事を済ませようとせず「一緒にやろう!」と誘ってみましょう!
一緒に家事をすることにはメリットがたくさんあるからです。
- 家事を手伝ってもらう時のハードルが低い
- 夫が家事のやり方を覚える
- 家事の大変さを理解してもらえる
- 妻の負担が減る
一緒に家事をすることは、夫が家事に参加するハードルを低くし、家事への認識を改めるきっかけにもなります。
「任せる」ではなく「頼りにしてる」という気持ちで誘うのがポイントです!
目の前の家事の負担を減らし、将来の戦力を育成するためにも、是非一緒にやってみてください!
※家事レベルが低い夫に、妻と同じレベルを求めてダメ出ししてしまうことのないよう気を付けてください。
ポイント⑤ 必ず褒め言葉と感謝を伝える
家事を手伝ってくれたら必ず褒め言葉と「ありがとう」を伝えましょう!
家事に関して褒めて感謝するって意外と難しいですよね?



家事をするのは当たり前、求めてたレベルまでやってない、たまにしか手伝ってくれない、恥ずかしい…
わかります。
むしろ自分が感謝されたいくらいですからね(笑)
でもそこは「夫が動けるようになれるために導く」ためだと思って賢い妻になってください。
すごいキレイになったね!ありがとう!
この一言を気持ちを込めて伝えてみてください。
褒め言葉と感謝は相手のやる気を誘います。何度も何度も伝えていれば、自然と自分から動くようになるでしょう!
以上、5つのポイントを意識することで、夫が家事に携わるきっかけを作り出すことができます!
きっかけを習慣化し、家事を手伝うことが当たり前の状態にできれば
あなたの負担を減らす良き理解者になるでしょう!
それでも家事の負担が大きい場合は?
いくら夫の協力を得られるようになっても減らないのが家事です。
「夫への不満は減ったけど、まだまだ自分の時間は増えてない・・・」
そういう方は家事の時間を減らす工夫をしてみて下さい!
- やらなくていい家事を作る
- 時短テクを使う
- 時短サービスを活用する
詳しい方法は、こちらの記事でご紹介していますので読んでみてください!


まとめ
家事は24時間365日続く労働と一緒です。
夫に助けを求めたくなる気持ちも分かりますが、相手の気持ちを理解しないままでは決してうまくいきません。
この記事で解説した「夫が家事をしない」原因と対策をしっかり実践することで、良き理解者であり大きな戦力へと導くことができます。
- 疲れていたり慣れていないであろう夫に、バレない程度の家事をお願いする
- 「~だけ」の家事で達成感を感じてもらう
- 一緒に同じ家事をして、やり方や大変さをさりげなく理解してもらう
- 決してダメ出しをせず、必ず褒め言葉と感謝の気持ちを伝える



夫の気持ちを理解した上で、きっかけを作ることが大事でしたね!
夫の家事のできなさっぷりにイライラしたり、「なんで私が下手にでなきゃいけないのよ」と思うかもしれません。
ですが、賢い妻になって夫を導いてあげることで、家事の大きな味方を育てることができます。
是非この記事で読んだことを実践して、家事の負担を減らし自分の時間を作り出していきましょう!
コメント